卒園アルバムの担当になったけれど、
「何から始めたらいいの?」「みんなはどう作ってるの?」と悩んでいませんか?
卒園アルバムづくりは、思い出を形に残すとても素敵な役割。
でも同時に、写真集め・構成・印刷業者の選定・スケジュール管理など、やることがたくさんあります。
この記事では、これから卒園アルバムを作る保護者の方に向けて、全体の流れ・おすすめの作り方・進行のコツをわかりやすく解説します。
はじめてでも大丈夫。
この記事を読めば、卒園アルバムづくりの全体像がつかめて、
「どんな手順で進めればいいか」「どんな方法が自分たちに合うか」が分かります。
卒園アルバムづくり、どこから始める?
アルバム係の役割と流れをざっくり把握
卒園アルバム係は卒園アルバムの作成から配布までを担います。
- 予算・部数・スケジュールを決める
- アルバムのタイプと業者を選ぶ
- 担当を決める
- ページ構成・絵コンテ・レイアウトを決める
- 写真を集めて整理する
- 実際の制作(デジタル/手作業)
- 確認・入稿・印刷
- 納品・配布
完成までのざっくりスケジュール目安(1年の流れ)
卒園アルバム係の活動スケジュールを考える時は、次の点がポイントです。
卒園式に配布するか
卒園式の写真をいれるか(卒園式後に配布する)
どちらを選ぶかで、制作のスケジュール・内容・負担が変わるので、各園の事情に応じて決めます。
卒園前納品(式で配布する場合)スケジュール
- 4〜6月:係・業者決定、行事撮影開始
- 7〜10月:写真整理、構成案作成
- 11〜12月:レイアウト確定、最終編集
- 12月:入稿
- 3月初旬:納品、卒園式で配布
卒園後納品(式後に配布する場合)スケジュール
- 4〜6月:係・業者決定、行事撮影開始
- 7〜12月:写真整理・構成案作成
- 1〜3月:レイアウト確定、卒園式・謝恩会の写真撮影
- 3〜4月:最終編集
- 4月:入稿
- 5〜6月:納品、配布(集会または個別郵送)
選び方の目安
- 園の行事が年明けに集中する場合→ 卒園後納品がおすすめ
- 卒園式で手渡したい・セレモニーで一斉配布を重視する場合→ 卒園前納品が向く
- 卒対委員が卒園後も動ける場合→ 卒園後納品のほうが余裕を持って出来る
アルバムの作り方3タイプ|どれを選ぶ?
卒園アルバムの3タイプには、それぞれ向き不向きがあります。
まずは特徴をつかんで、自分たちに合った方法を選びましょう。
①完全手作り(スクラップブックタイプ)
スクラップブック形式の完全手作りアルバムは、アルバム台紙上に写真や素材を配置し、文字やデコレーションで仕上げたアルバムになります。
子どもたちの写真やメッセージを自分の手で作る“温もり重視派”。思い出深いけど、作業量が多くて時間がかかります。

②フォトブックサービスを使う(業者印刷)
フォトブックサービスとは、収集した写真データを、ウェブサイトや専用ソフトで編集・加工し、注文すると「写真集」のように製本された本が届くサービスです。
オンラインでデザインして印刷する“時短きれい派”。デザインはテンプレートの範囲内。保護者の負担が軽く、今一番選ばれている方法です。

③パソコンでデザイン→印刷所に入稿(こだわり派向け)
収集した写真データを、ウェブサイトや専用ソフトで編集・加工し、製本のみを印刷所に依頼します。
レイアウトや色味にこだわりたい“プロ品質派”。自由にデザインできるが、データ入稿の知識が必要になります。
[イメージ図3]

それぞれのメリット・デメリット比較表
| 比較項目 | 手作りタイプ | フォトブックタイプ | デザイン入稿タイプ |
| 費用目安 | 1,000〜2,000円/冊(材料費) | 1,000〜4,000円/冊(印刷代含む) | 1,000〜2,000円/冊(印刷所依頼) |
| 準備の手間 | ★★★★★(写真印刷・切り貼り・手書き装飾) | ★★☆☆☆(アプリやサイトで配置するだけ) | ★★★★☆(デザイン作業に時間がかかる) |
| デザインの自由度 | ★★★★★(完全自由) | ★★★☆☆(テンプレート範囲内) | ★★★★★(プロ並みの自由度) |
| 仕上がりのきれいさ | ★★☆☆☆(手作り感重視) | ★★★★☆(統一感があり印刷もきれい) | ★★★★★(高品質な印刷仕上げ) |
| 思い出・温かみ | ★★★★★(手書きや個性が出る) | ★★★☆☆(きれいだが少し機械的) | ★★★★☆(手作り要素を加えられる) |
| チーム作業のしやすさ | ★★☆☆☆(全員で集まって作業) | ★★★★★(オンライン共有で分担可) | ★★★☆☆(デザイン知識のある人中心) |
| データの保存性 | ★★☆☆☆(現物のみ) | ★★★★★(クラウド保存・再印刷可) | ★★★★★(入稿データを再利用可) |
| 向いている人 | 工作が好き/子どもと一緒に作りたい | 時間をかけずにきれいに仕上げたい | デザインにこだわりたい/プロ品質を目指したい |
| メリット | 個性・温かみ・世界に1冊 | 簡単・短時間・統一感 | 自由度高く高品質に仕上げられる |
| デメリット | 時間がかかる・量産に不向き | テンプレ制約・個性が出にくい | データ作成が難しい・ミスが出やすい |
卒園アルバムの作り方の基本ステップ
卒園アルバムの作り方は、大きく7つの手順に分かれます。
1. 予算・部数・スケジュールを決める
まず、印刷費・枚数・納期を明確にし、全体スケジュールを組みます。印刷会社への依頼を考える場合、納期から逆算して余裕を持つことが重要です。
2.アルバムのタイプと業者を選ぶ
アルバムの3タイプの中から、自分たちの得手不得手、スケジュールの都合を加味して選択します。業者は複数を比較して、見積もりを取ります。
3. 担当を決める
役割分担を決めて話し合いを重ねます。撮影・デザイン・入稿など担当を分けることで作業がスムーズになります。
4. ページ構成・絵コンテ・レイアウトを決める
行事や日常シーンを中心に、園生活が分かる写真を収集します。時系列や季節ごとにまとめると後のレイアウトがしやすくなります。撮り忘れ防止のため、行事ごとに撮影計画を立てておくのも大切です。
5. 写真を集めて整理する
アルバムの「設計図」にあたる絵コンテを作成します。ページ数・構成(クラス紹介、行事、先生のページ、個人ページなど)を決め、全体の流れを視覚化しておくと、関係者との確認もスムーズです。
6. 実際の制作(デジタル/手作業どちらでも可)
デジタル作成:EdrawMaxやCanvaなどのソフトを使えば、テンプレートから簡単に作成できます。写真の枠をコピーし、名前やコメントを入力して完成させます。業者によっては専用ソフトがあります。
手作業:台紙に写真や飾りを切り貼りする方法。パソコンが苦手でも簡単に仕上げられます。
7. 確認・入稿・印刷
全員が内容を確認したら、印刷会社または業者に入稿します。PDFの仕上がりサンプルなどで最終チェックを行い、ミスがないかを確認して納品を待ちましょう。
8. 納品・配布
納品されたら検品をします。ミスがないか配布前の最終確認です。
卒園式当日に渡すなら、当日渡しやすい状態に整えておきます。
卒園後に渡すなら、小学校入学後に園に集う機会があればその時に、なければ個別配送になります。
卒園アルバムに載せたいページ・アイデア集
人気のページ構成例(20ページ設定)
卒園アルバムの構成例です。
| ページ | 内容 | 説明 |
| 表紙・裏表紙 | タイトル・園名・年度 | デザインテーマを統一し、園児の似顔絵やイラストを加えると印象的 |
| 扉ページ | 「中表紙」ページ | 例:「○○幼稚園 卒園記念アルバム 2025」+園歌・教育理念など |
| 1–2P | 園舎・先生紹介 | 園全体・職員集合写真・担任メッセージ欄 |
| 3–4P | 個人写真(クラス1) | 園児の顔写真+名前+将来の夢など自己紹介コメント |
| 5–6P | 個人写真(クラス2)またはグループショット | 全員が1回は「主役」になるように調整 |
| 7–8P | 年少・年中の思い出 | 当時のスナップをクラス別または季節別で構成 |
| 9–10P | 行事(春・夏) | 遠足・プール・夏祭りなどを見開きで配置 |
| 11–12P | 行事(秋・冬) | 運動会・発表会・餅つき会・節分など季節イベント中心 |
| 13–14P | 卒園記念・お別れ会 | 卒園式準備や感謝イベントの写真。メッセージページを加えると感動的 |
| 15–16P | 先生からのメッセージ | 担任・園長・職員一同からの言葉を掲載 |
| 17–18P | 保護者ページ(寄せ書き) | 各家庭1〜2行のメッセージ+子の写真コラージュ |
| 19–20P | クラス全員集合・裏表紙裏 | クラス集合写真と日付。「みんなありがとう」メッセージで締める |
写真以外に入れると喜ばれるアイデア
- 手書きメッセージ・作文
- 園児や保護者、先生からの手書きコメントや短い作文(例:楽しかったこと、将来の夢、小学校でやりたいこと)
- ひらがなで書き、手書き文字ならではの温かみを残すと◎
- イラスト・似顔絵・自画像
- 園児自身が描いた自分やお友達、先生の似顔絵、自由画など。クレヨン画や色鉛筆画の原画を使うと子どもらしい仕上がり
- アンケート・Q&A形式
- 好きな食べ物・好きな遊び・得意なことなどをまとめたプロフィールコーナーや、「20XX年の自分へ」などの一言メッセージ。
- 親から子どもへの手紙・エピソード
- 入園前や赤ちゃんの頃の写真と、名付けに込めた親の気持ちを書くと家族の記念ページに。
- 先生の寄せ書き・保護者からの寄せ書き
- ページの一部を自由に書き込めるエリアにして、手書きやシール・スタンプで飾りつけ。
- 卒園児たちの手形・足形
- 工作コーナーや最終ページに「今後の成長記録」として。 カラフルな手形や足形は見た目も楽しい。
スムーズに進めるコツと注意点
データ提出のルールを決める|リマインドを前提にスケジュール化
一度ではすべての写真は集まりません。締切日を赤字にして強調したり、リマインドを送るなど工夫を。
写真の画質に注意|印刷時のトラブルを防ぐ
アルバムに求められる写真の画質は高め。パソコン上ではきれいに見えても印刷すると荒く感じることもあります。
スケジュール管理と役割分担|リーダーは全体の流れを把握
スケジュールには必ず余裕を持って。家事・育児・仕事の合間に作業の時間を捻出しなければなりません。予期せぬトラブルはあると思ってスケジュールを組んでおきましょう。リーダーは各担当のフォローも忘れずに。
業者に出す前の最終チェック|複数人で誤字・印刷確認を
プリントアウトやPDF見本で、表記ミスや印刷イメージを目視チェック。複数人での「ダブルチェック・トリプルチェック」がおすすめ。業者への注文条件や納期も最終確認。
まとめ|楽しく思い出を残すアルバムづくりを
卒園アルバムは、子どもたちが園で過ごしたかけがえのない日々を形に残す大切な記録です。
はじめは大変そうに感じても、流れをつかめば楽しく、達成感のある作業になります。
ポイントは、
- 早めにスケジュールを立てること
- 写真の集め方と提出方法を明確にすること
- テーマや構成をチームで共有すること
この3つを意識すれば、スムーズに進められます。
世界にひとつだけの、あなたのクラスらしい卒園アルバムを。
この1冊が、子どもたちと保護者、先生の笑顔をつなぐ思い出になりますように。


コメント