卒園スライドショーを感動的に仕上げるために欠かせないのが「メッセージ」です。
子どもたちの一言コメント、先生への感謝の言葉、保護者からのエール。短い言葉でも心に残り、スライドショー全体をより温かいものにしてくれます。
この記事では、シーンごとに使えるメッセージ例と、効果的に演出するための工夫をまとめました。卒園スライドショーを作る保護者や先生の参考になれば幸いです。
卒園スライドショーに入れるメッセージの基本ポイント
短くてわかりやすい言葉にする
子どもにも伝わる言葉であることを意識して、難しい表現を使わないようにします。必要に応じて「〇〇 言い換え」で検索すると、より自然な表現が見つかるので他の候補も探して見て下さい。
相手に響く内容を意識する
誰に向けたメッセージなのかをはっきり意識します。メッセージを受け取る相手によって響く言葉は異なるので、それぞれに向けたメッセージを用意します。
- 子どもへ → シンプルで前向きな言葉
 - 先生へ→ 感謝の気持ちを具体的に伝える言葉
 - 保護者へ → 成長や思い出を実感できる言葉
 
シーンに合わせた表現を選ぶ
- オープニング→タイトルや「卒園おめでとう」などのシンプルな言葉がおすすめ
 - 中盤→行事や日常のシーンに合わせて一言コメントを
 - エンディング→感謝の言葉か、新しい生活へのエールで締めるのか演出に合わせた言葉を
 
園児向けの一言メッセージ例
卒園児からメッセージをもらう場合は、できるだけシンプルな言葉を。
シンプルなので、他の子とかぶることもあります。その時は将来の夢や好きな遊びを添えると個性が出ます。例えば「せんせい、ありがとう!大きくなったら、〇〇になります」や「保育園がだいすきです。好きな遊びは□□です」という感じになります。
- 「ありがとう!」
 - 「だいすき!」
 - 「しょうがっこうでもがんばります!」
 - 「ともだちいっぱいできたよ」
 - 「たのしかった!」
 - 「またあそぼうね」
 - 「いっぱいおしえてくれてありがとう」
 - 「みんなとあそべてうれしかった」
 - 「おもいでありがとう」
 - 「せんせい、ありがとう」
 
園児から先生へのメッセージ例
卒園児から先生へのメッセージ例です。
最初は子どもに考えてもらいましょう。子どもたちは、保育園や幼稚園に通う中で、自分の気持ちやその理由を言葉として表現する力を少しずつ身につけてきたはずです。きっと先生を好きな理由や気持ちを言葉にできると思います。
言葉の形にするのが難しかったら、「先生のどんなところが好き?」「先生に何をしてもらうとうれしくなる?」と質問して、一緒にメッセージを考えてあげてください。
- 「○○先生、いつもやさしくしてくれてありがとう」
 - 「おべんきょうをたくさんおしえてくれてありがとう」
 - 「いっしょにあそんでくれてありがとう」
 - 「がんばったらほめてくれてうれしかった」
 - 「○○先生のおかげでいっぱいわらえました」
 - 「わすれないよ!○○先生」
 - 「だいすきな○○先生、ほんとうにありがとう」
 - 「せんせいたち、これからもげんきでね」
 - 「○○先生、しょうがっこうにいってもわすれないよ」
 - 「いっぱいおしえてくれてありがとうございました」
 
保護者から園児へのメッセージ例
保護者から自分の子どもへのメッセージ例です。
子どもに伝わるようシンプルに。内容はこれまでの成長を喜ぶ言葉、または、これからの飛躍を応援する言葉になります。
- 「○○へ。小学校でも楽しくがんばってね!」
 - 「○○へ。卒園おめでとう!小学校でもがんばってね」
 - 「○○ちゃん、たくさんのおともだちにありがとうをいおうね」
 - 「えがおいっぱいで過ごした園生活、よくがんばりました」
 - 「小学校ではもっと楽しいことが待っているよ」
 - 「○○、大きくなったね。これからも応援しているよ」
 - 「卒園おめでとう!自分らしく元気に歩んでね」
 - 「○○、たくさんの思い出をありがとう」
 - 「いままでのがんばりをほこりに思います」
 - 「大好きな○○、これからもえがおでがんばってね」
 - 「おともだちや先生に感謝して、すてきな一年生になってね」
 
保護者から先生へのメッセージ例
保護者全体から先生に向けてのメッセージ例です。
集合写真や動画に「先生ありがとうございました」とテロップを添えたり、保護者代表からの言葉でまとめます。卒園スライドショー以外にも卒園式や謝恩会で言う機会はあるので、卒園スライドショーでは簡潔にします。
- 「先生ありがとうございました」
 - 「先生方、これまで温かく見守ってくださりありがとうございました」
 
卒園スライドショーのシーン別メッセージ例
オープニングに使える言葉例
「△年度 〇〇幼稚園 卒園記念」
「○○ぐみの思い出」
「わたしたちのたからもの」
「ここからはじまる、○○ぐみのものがたり」
「たからもののような思い出を、いっしょに振り返ろう」
「えがおと涙のアルバム、どうぞご覧ください」
行事シーンに使える言葉例
「がんばった運動会!」
「発表会、たくさん練習したね」
「たのしかった夏祭り」
「遠足の日、みんなで滑ったすべり台」
日常シーンに使える言葉例
「えがおいっぱいの毎日」
「みんなで考えた遊び、たくさん遊んだね」
「いっしょに作った工作!」
「すやすや…」
エンディングに使える言葉例
「卒園おめでとう!」
「はばたけ!○○ぐみ」
「すてきな一年生になってね」
「ありがとうの気持ちを胸に、未来へはばたこう」
「これからもずっと、たいせつな仲間だね」
「○○ぐみの思い出が、みんなのこころに残りますように」
メッセージを演出する工夫
子どもからの一言は短い動画や音声で入れるとより感動的に
子どもからのメッセージは動画や音声で入れる方がおすすめです。子どもらしさを文字だけで表現するのは難しく、かわいらしいフォントを使用しても、テロップで表示すると違和感が出やすいです。
写真や動画にテロップとして重ねる
日常や行事のシーンで入れる一言は、BGMの盛り上がりに合わせて言葉を表示すると効果的です。凝ったトランジションを使うよりタイミングが重要です。
先生への感謝は集合写真やメッセージカード画像と一緒に
手書き風のフォントや手書きの文字を切り出したりして温かみを演出します。簡潔なメッセージになるので、あまり事務的な雰囲気にならないようフォントの醸し出す雰囲気には気をつけて。
保護者メッセージはエンディングにまとめて流すと感動的
エンドロール風に子どもたちの写真を流し、その横にメッセージを載せる。または、寄せ書き風に表示する。「寄せ書き テンプレート」で検索するとかわいいものがたくさんあるので、参考にしてください。
まとめ
卒園スライドショーに入れるメッセージは短くても心に残ります。
子ども、先生、保護者それぞれに伝わる言葉を選び、一言コメントからエンディングまで工夫して入れることで、思い出に残るスライドショーが完成します。
  
  
  
  
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